好きな(好きだった)童謡

 

名曲があります。

 

「椰子の実」

 

現在でもたくさんのボーカリストがカバーしていますね。

 

中学時代、歌のテスト課題曲が「椰子の実」でした。

歌詞もすべておぼえてクラス全員の前でうたった覚えがあります。

ものすごく恥ずかしくて真っ赤な顔をしてうたいました。

 

いまでもその歌は記憶の奥にあって、時折あたまの中で鳴ることがあります。

 

その歌詞は島崎 藤村が書いています。

流れついた椰子の実に自分をかさねてうたう詞は本当にすばらしいです。

 

大好きなうたです。

きっとみなさんも知っている有名な曲ですがせっかくなので歌詞を載せておきますね。

 

「椰子の実」

 

名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月

 

旧(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる
われもまた渚を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ

 

実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂
海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙

 

思いやる八重の汐々 いずれの日にか故国(くに)に帰らん

 

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