Rock-Senti ロクセンチ

『ケロのソラシドレ #3』〜午前五時のヒマワリ〜@

ノジマケンジとロクセンチの 言と音(こととね)諳(そら)の物語
ケロのソラシドレ #3』〜午前五時のヒマワリ〜でした。
今年の春から声優の野島健児さんと一緒に取り組み始めて、季節はめぐり、夏を迎えたケロの物語は朗読、歌、さらにダンスまで(!)幅広く、奥行き深い内容となりました。
冷房の効きすぎた会議室の静けさ、学生時代の夏休みのけだるい温度、人格を持つヒマワリのうつろう情感。会場ににいるみなさんそれぞれの夏の記憶と物語が交差し、ひとつの渦巻きになるような、濃い時間を共有し、ケロの夏物語をみなさんと一緒に体感することができました。楽しんでいただけていたなら幸いです。
お越しいただいたみなさんありがとうございました。

<朗読詩と楽曲のセットリスト>

【1部】

朗読1 夏休みは八月になると早い〜それはいつもと同じ午後五時の憂鬱
M1 渋谷 love
朗読2 夏休みは八月になると早い〜午前零時の空想
M2 夕凪オレンジ
M3 えらい人になってしまおう
朗読3 バス停のヒマワリ
M4 はやくかえろう
M5 お悩み流しの歌うたい(即興演奏)
M6 まぼろしの歌うたい

【2部】

M7 GROOVE STAR
M8 たまねぎ
朗読4 夏休みは八月になると早い
M9 いつの間にこんなに好きになっていたんだろう
M10 夏休みは八月になると早い
M11 Q&A
M12 月夜のサンビスタ
朗読5 午後十時の花火
M13 花火
M14 午前五時のヒマワリ

初の試みも満載でした。はじめてバンド編成ということでベースには中村カツヲさん、ドラムは越智祐介さんの力をお借りして、さまざまな夏の色彩が表現されました。ロクセンチのライブではお馴染みのメンバーということもあり、始終楽しく取り組むことができました。感謝

野島さんの初挑戦はブルースハープ。ちょっとした待ち時間でも惜しむことなく練習されていました。本番はばっちり、涼しげておだやかでいい音でした。さらにはげしいサンバダンスにもおつきあいいただきました。夏らしくアクティブなステージも楽しかったです。

今回のナカヤンの書き下ろし作品、朗読詩「夏休みは八月になると早い」はケロ史上長編となった物語は学生時代青春物語でした。未熟さ、もどかしさと夏の蒸し暑さがリアリティのある風景を思い起こさせました。
そして、公演の度にコンセプトに合わせて新たな楽曲を製作していますが、今回書き下ろされた「午前五時のヒマワリ」は、まさに朗読詩と楽曲が合わさった一つの作品でした。ケロならではの語りと歌が融合、野島健児とロクセンチが混ざり合って、公演の最後を締めくくるにふさわしい作品に仕上がりました。

みなさんのおかげさまをもちまして、今回のケロも濃密で充実した公演になりました。ありがとうございました!
また、どこかの季節でケロが語りだす時を楽しみにしててくださいね。
今後ともケロをよろしくお願いいたします!!

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