『ロクセンチはサスケがおすき』@下北沢440

シリーズとして10年目を迎えるライブイベント、秋にマンスリーで開催している「ロクセンチすきなひととやるライブシリーズ」。
ロクセンチが「あぁ、すきだなぁ・・・」と思っているミュージシャン、アーティストをお迎えしてコラボレーション企画がかなり多めのステージを毎度お届けしています。
2018年シリーズ始まりはサスケのお二人にご出演頂きました。
いやはや、とんでもなくたのしくおもしろかった。

これまでのどのシリーズに比べて、新感覚といいますか。
いやね、互いに音楽をやっているわけですから、コラボレーションといったら、合同バンドを組んだり、楽曲を共同作業で制作したり、それを音源化したりだとか、音楽でできることの様々な方法で互いに絡み合うことが前提でありまして、これまでいろんな方々と一緒に新な音楽を、ライブをやってきたわけです。
この日にしか味わえない唯一の音楽のステージ、だからこそより高いクオリティを求め、来てくださる皆さんにもご好評をいただいてきたのだと思っていました。

しかし、今夜は少し違っていました。
もちろん、ロクセンチとサスケのそれぞれのライブはもちろんですし、コラボレーションは合同バンド「ロクスケ」ではじっくりいい音楽に浸りました。とてもよかった。共同作業で作られた楽曲はどれも名曲です。
ただ、それらライブステージと同時進行していた「もうひとつの土曜日ナイトショー」。これがなんといいますか、ステージはステージでも音楽ではない、、、かな。・・・でも楽しいからいいじゃない!という、新感覚の面白企画が繰り広げられたのです。サスケの奥山裕次さん扮する企画主催者、太田省吾さんは本シリーズののあり方に真っ向勝負を挑んできました。・・・のかもしれない、かもしれなくもない。

おっと、イベントの幕開けから太田省吾さんにジャックされてしまいました。
セオリー通りだと、互いのバンドのメインボーカリストがステージに上がり、ごあいさつの1曲、歌のコラボレーションをお届けするということですが、しょっぱな太田省吾さんが登場、企画タイトル「もうひとつの土曜日」を披露、そののちに北清水さんとナカヤンを「もうひとつの土曜日ナイトショー」にゲストとして呼び込んでくれました。

オープニングセッション

1 もうひとつの土曜日(by 浜田省吾) 太田省吾
2 まぼろしの歌うたい 北清水雄太・中原明彦

そしてサスケが登場、太田さんが奥山さんは餃子の王将へ行っているとおっしゃってましたが、よかった、お戻りになられたようです。
夏の終わりの季節にジンとくるステージでした。切なく、熱い思いのつまったライブは本当素晴らしかった。

お次はロクセンチと思いきや、太田省吾さんの「もうひとつの土曜日ナイトショー」が突如始まりました。ああ、そうでした、同時進行企画です。
太田さんの「もうひとつの土曜日ナイトショー」はロクセンチとサスケをゲームで対決させたいという趣旨の元に構成されているらしく、太田さんは登場するなり、オープニングソング「もうひとつの土曜日」を歌って、私たちを呼び込み、すかさず対決お題を発しました。

「J.BOY 危機一発!」

対決の分かりやすいやつ!大きめの方の、人の頭くらいの大きさの「黒ひげ危機一発」が運ばれてきました。
ご存知の通り、参加者が順にプラスチックの小さな剣を樽に刺していき、中に入っている黒ひげの海賊が飛び出したら負け。太田さんが用意してくれた罰ゲームを受けることとなります。

チーム分けはロクセンチの2人対、北清水さんと太田さん。勝負はなかなかつきませんでした。
そろそろ手元の剣がなくなるのではないかと思った時、山田の刺した剣に黒ひげの海賊がヒットしました。

罰ゲームはなんと中村カツヲさんにお尻をバッドで叩かれてしまう、いわゆる「ケツバット」でした。
なんとも、これは・・・!ていうかいつの間にカツヲさん、太田さんに、、、。
中原さんは負けチームメイトですので、しっかりフルスイングをお見舞いいただきまして、なかなかいい音がしました。
「イテッ。」
大きなリアクションでないところがまたリアルでおもしろい。
負けた張本人の山田は一応女子ということもあり、優しいカツヲさんは手加減してくれましたが、ピリっとくる痛みがありました。これは中原さん相当痛かったかもしれません。

さて、気を取りなおして、ロクセンチの登場です。
サポートベース中村カツヲさん(from THE LOVE)、ドラムスは高インボムさんとともに夏の名残と秋の色合いを感じるセットリストをお届けしました。

ロクセンチセットリスト

1 Having a good time
2 たまねぎ
3 夕凪オレンジ
4 すきになったら
5 かにあるき
6 オルゴール
7 レイトショーを観にいこう

そして、はい、きました。「もうひとつの土曜日ナイトショー」。
オープニングソング「もうひとつの土曜日」をひとしきりを歌った太田さん、対決のお題をコール。

「あっち向いてJ.BOY!」

シンプルすぎです。
ロクセンチの2人対、北清水さんと太田さん。
もうはしょりますけれど、激闘の末、ロクセンチの勝ち!ナカヤン強かったです。簡単なゲームなのにハラハラドキドキ、客席の皆さんも多いに盛り上がってくださいました。
そして罰ゲーム、北清水さんもしっかり打たれ、そして今日のハイライト、カツヲさんのフルスイングは太田さんのお尻にホームラン!の瞬間、太田さんの叫び、「ジェイボーォオーイ!!」

興奮と笑いが冷めやらぬまま、合同バンドロクスケステージはスタートしました。


ロクスケセットリスト

1 レッツゴー!ロクスケ!(共作)
2 ビオラ
3 永遠の夏
4 ありのまま(共作)
5 泣き虫ボクサー(共作)

音楽と笑いと感動と。サスケとだったらなんでもでできる。そう思いました。あぁ嬉しい。
今回のコラボレーション企画はいささか異質ではありましたが、お越しいただいた皆さんと一緒にになって楽しむことができました。想像以上の盛り上がり、太田さん(奥山さん)の存在感とその底力を感じることとなりました。

お越しいただいた皆さん、サスケの北清水さん、奥山さんありがとうございました!!
次回は10月13日(土)@下北沢440 ラブハンドルズをお迎えします。この日にしかない唯一無二のステージにご期待ください!

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