rock-senti presents『しじま破りのファンファーレ』

ロクセンチとしては約2年半ぶりのライブでした。2020年の年末の配信ライブからも約2年。
新型コロナのことや、自分の身体のことや、そのほかいろいろとあった気がしますが、全部ひとまずおいといて。
とってもたのしい時間を過ごすことができました。

タイトルにもあるように沈黙を破る、静寂を破るという、ここからまたロクセンチの音楽を鳴らしていきますよ!
という気持ちを込めてイベントを企画しました。
ご来場いただいたみなさん、共演者、スタッフの方々にとても感謝しています。
それぞれいろんな事情がある中で、今日はいいライブにしようと、この場をしっかり楽しむのだという気持ちをひしと感じ、すごくうれしかった。

イベント幕開けは山田ピアノのみの伴奏で出演者全員で矢野顕子さんと忌野清志郎さんの「ひとつだけ」を歌いました。

「悲しい気分の時も ぼくのこと すぐに呼びだしてほしいよ ねぇ おねがい」

思うようにいかなくても、ライブができなくても、会えなくても、そばに音楽があるよ、とうたっているように聴こえてきます。
ラブハンドルズ若林さんのハーモニカも鳴ったところで、いよいよしじまは破られました。はじまります。

一番手はタカハシリツさん。
アコースティックギターとカホンをサポートにピアノ弾き語りスタイルで熱っぽいライブをみせてくれました。
聴くたびに迫力が増しているタカハシさん。個人的には両手で鍵盤の両端から同時にグリッサンドするというパフォーマンスに驚きました。
気持ちがはじけるステージングで客席を大いに盛り上げてくれました。

お次はラブハンドルズ。東京でのライブは久々、さらにバンド編成も久々とのことでしたが、いやいや、さすがの安定感です。
ボーカル若林さんの歌、溝下さんのエレキギター、このメロディ、この分厚いバンドサウンド。そうそう、これを聴きたかったんだ。
やってくださいよう、ライブ。ロクセンチも今日からまた頑張りますから、ね!!

そしてはじめましてのやもとなおこさん。アコースティックギター弾き語りのステージでした。
少しハスキーな芯のある声がどんどんのびて、幅広なストロークをがんがんと繰り出す右腕。おいおい!めちゃくちゃかっこいいぞう!!
楽曲は強くやさしく、身体の真ん中あたりにずっしり響く、すてきなライブでした。
またぜひご一緒したいです。

トリをつとめさせていただいたのはロクセンチ。
ベース中村カツヲさん、ドラムス臼井かつみさんを迎えてバンド編成でお聴きいただきました。
山田自身はあまりに久々で不安ばかりでしたが、サポート陣に支えてもらって、そして客席の笑顔と手拍子に背中をおしてもらって演奏することができました。感謝!!

ロクセンチセットリスト

1 Rainy Girl
2 Having a good time
3 たまねぎ
4 I Love You
5 この航海は続く
6 かにあるき

この日は台風の影響で雨が降っていましたので、雨の日特典枠(雨にもかかわらずお越しいただいたみなさんへの感謝のきもち)の「Rainy Girl」から始まりました。そして新曲「この航海は続く」もお届けできたのがうれしかった。すくすく育っていきそうな予感です。

最後は、今回のイベントのタイトル曲をロクセンチ中原が書き下ろし、それを冒頭に、共演者全員の楽曲をつなげた壮大なメドレーでしめくくりました。

メドレー楽曲

しじま破りのファンファーレ
NO NAME YET(ロクセンドルズ)
宇宙飛行士になりたい(タカハシリツ)
泣きたいよブルーズ(やもとなおこ)
ラブソング(ラブハンドルズ)
レイトショーを観にいこう(ロクセンチ)

なんと15分超えの大スペクタクル。
18:30からスタートして時間いっぱい22:00まで鳴らし続けました。
おかげさまで充実したイベントにすることができてほっとしたと同時に、山田個人としてはまだまだ足りないと、あらためて感覚を取り戻さなきゃなと、引き締まりました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。大感謝!!!

この秋はロクセンチ中原、山田がそれぞれが企画するライブイベントが続きます。
くわしくはライブページをご覧ください。

また一歩ずつ進んでいきます。がんばるぞう。

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