2025.4.29(火祝)@東京 吉祥寺 STAR PINE'S CAFE
ロクセンチ & 野島健児 presents
LIVE × PLAY 「ヲカシキセカイをとめないで」昼・夜公演
LIVE × PLAYとは歌とお芝居がひとつの物語を紡いでいく一風かわったライブ公演です。
昨年のLIVE × PLAY 「僕にもバラードうたわせて」に続く第2弾「ヲカシキセカイをとめないで」はオムニバスの構成でお届けしました。
お越しいただいみなさん、ありがとうございました。
お楽しみいただけてたらうれしいです。
今回実際にご覧いただいたエピソードは8つ、お聴きいただいた楽曲は10曲となりました。
ゲネプロ(本番さながらに通してリハーサルすること)後、本番直前に野島作の1本と中原作の1本、合わせて2本が時間の関係で泣く泣く省かれることになり、とても残念でありました。
しかしながら時間に余裕ができたことで、ひとつひとつのエピソードがより深く意味をもたせた演出や表現ができ、それは正解であったと思いました。
野島さんの芝居や朗読とロクセンチの音楽が隣り合ったり、混ざり合うと独特な、特別な空気といいますか、、、良い意味で緊張感があって表現に真摯でひた向きな気持ちがぶつかりあって濃厚なステージが作り上げられます。
なんだかんだと10年ちかくもご一緒させていただいていますが、その濃度は都度更新されている気がしています。
脚本や楽曲に対して野島さんの本能的、野性的な理解、幅の広いキャラクターつくりや演技は圧巻でした。制作者の中原さんは「ぼかあ幸せものです」と顔がほころんでいました。
山田個人的には劇伴も担当しました。
中原さんの脚本や野島さんの表現にすこしでも貢献できたらとあれこれ試行錯誤して作りましたがこの作業は特にに楽しかったです。
少しの写真とともに当日のセットリストを振り返ります。
セットリスト
Ep.1 レスポンスセミナーlesson1
あやしげで、でも憎めない陽性のキャラクター、なんだかんだと理屈をこねながら拍手だけで会場を沸かせ、颯爽と去っていきました。
M-1 たまねぎ
Ep.2 ループ
M-2 Having a good time
主人公は家でくつろいでいただけなのに、たった10分間をループしてしまうという、非常に困った世界に入り込んでしまったというお話。
Ep.3 ループ解決編
M-3 明日のことはまた明日にでも(仮)(新曲)
Ep.4 それでも彼は海へ行く
M-4 それでも彼女は海へいく
ロクセンチの楽曲「それでも彼女は海へいく」から起草した物語。楽曲では彼女がパンケーキをつくろうと冷蔵庫をのぞくと牛乳が腐っていて牛乳を買いにいこうとして車に乗りこみ、そのまま傷心を癒やしに海へいくという歌詞の内容で、今回書き下ろされたエピソードの中では彼の方もパンケーキをつくるために牛乳を買いにき、そのまま海までいこうとします。
M-5 花火
ここでは野島さんもバンドと一緒に。中原さんと野島さんのハーモニーは相性◎
Ep.5 つくづく花火に縁がない
毎年夏に開催されている東京都内の大規模な花火大会が実際に雷とゲリラ豪雨で開始直前に中止になってしまった実話から着想しつくられたロクセンチの楽曲「花火があがらない」をイメージして作成したおよそ18分に及ぶ長編のエピソード。
この花火大会は今年からゲリラ豪雨の心配が少ない5月に開催されることになったそうです。
M-6 花火があがらない
Ep.6 レスポンスセミナーlesson2
M-7 レイトショーを観にいこう
M-8 No border / 野島健児
Ep.7 猫からの手紙
M-9 春待ちハヤテ
今回、サポートミュージシャンには森盛滋さんをお迎えし、パーカッションでいろんな音を出していただきました。リズムだけではなく、風の音や鳥の声も聞こえてきました。
この公演を影でささえてくれた縁の下の力持ち、頼もしかった。
Ep.8 エピローグ
M-10 ヲカシキセカイ
M-11 明日のことはまた明日にでも(仮)(新曲)Short ver.
最後は全員でにぎやかに締めくくりました。
今回のロクセンチ & 野島健児 presents LIVE × PLAY はいかがでしたでしょうか。
このシリーズ公演はあたらしい挑戦をさせてもらい、制作段階から本番まで刺激的かつ、充実した日々を過ごすことになります。ありがたいことです。
野島さんをはじめサポートミュージシャン、スタッフにあらためて感謝。
ほとぼり冷めたあたりにまたきっと企画されるとおもいますので、そのときにはお付き合いいただけたらうれしいです。